3つのディストピアを描く、うめざわしゅんの最新作品集「えれほん」

「えれほん」

「パンティストッキングのような空の下」などで知られるうめざわしゅんの最新作品集「えれほん」が、本日8月30日に幻冬舎コミックスから発売された。

本作はデンシバーズにて、「えれほん うめざわしゅんショートストーリーズ」のタイトルで連載された作品に、書き下ろしエピソード「Nowhere」を加えて単行本化したもの。“リア充アジー”的であると罰せられる世界を舞台に、あるアイドルオタクの悲哀を描く「善き人のためのクシーノ」、知的財産権の保護が過剰になった世界で“かいぞく”が立ち上がる「かいぞくたちのいるところ」、母親とへその緒で繋がっていないと生きていられない“臍子”をテーマに、ある母と子の選択を描く「もう人間」の3編が収録されている。